帰省
都会での一人暮らしにも少しずつ慣れてきた紗英は、敬老の日を迎えて久しぶりに田舎へ帰ることにした。広いキャンパスや賑やかな街並みに囲まれた日々から離れ、胸の奥が少しだけ温かくなるような、懐かしい時間を求めて。
東京駅に立ち寄り、祖父への土産を探す。賑わう売り場を歩きながら和菓子や銘菓を手に取り、どれを選ぼうか迷う中で、ふと目に留まったのは名物のバナナ菓子だった。さらに、甘党の祖父の顔を思い浮かべ、柔らかそうないちご大福も買い物かごに入れる。
(おじいちゃん、甘いもの好きだったよね……)
自然と頬が緩んだ。そして棚の端に並んでいた色とりどりの入浴剤に目が止まり、
(おじいちゃん……お風呂好きだし、これもきっと喜んでくれる)
と小さくつぶやいて、そっと手に取った。
会計を済ませると紗英の頬に汗がつたった。九月半ばとはいえ、東京の蒸し暑さはまだ残っている。白い肌に浮かんだ汗はやがて粒となって鎖骨から胸元へ流れ落ちていく。
スレンダーな体つきでありながら、発育したGカップの胸は薄いブラウス越しにふくらみを主張し、動くたびに汗で透けるように輝いた。土産物売り場の通路で、親父たちの視線が背中や胸元に突き刺さるのを感じ、紗英は思わず唇をかんだ。
(隠して来たのに……視線、感じるわ……)
羞恥と同時に、不思議な昂ぶりが胸の奥に広がっていくのだった。
再会
田舎の駅に降り立つと、湿った土の匂いと風に揺れる稲穂のざわめきが紗英を迎えた。都会の喧騒から一転して、心がほぐれるような懐かしい空気が広がっている。
改札を抜けた先に、少し小さくなった祖父・茂雄の姿があった。白髪は増え、背中も少し丸まったように見える。それでも変わらぬ優しい笑顔に、紗英の胸が熱くなる。
「おじいちゃん……!」
思わず駆け寄り、その胸に飛び込む。祖父の体は想像以上に温かく、力強さを失いかけているはずなのに、不思議と安心感に包まれる。抱きしめた瞬間、祖父の体から漂う独特の匂いに、紗英は幼い頃の記憶を呼び起こされ、胸の奥がじんわりと熱を帯びた。
「紗英か……六年ぶりじゃな。すっかり大人になって……わしは驚いたぞ。ほぅ……こんなに女らしくなるとはな」
しわだらけの手が、ぎこちなくも愛おしそうに紗英の頭を撫でる。その目は、成長した孫娘の姿にどこか戸惑いを浮かべながらも、時折ふと艶めいた色を帯びる。まるで抑えてきた何かを確認するように、視線が胸元や汗ばむ肌にちらりと落ちてしまうのだった。
駅から5分ほど歩くと舗装道路を外れ、土の小径へと入る。ざくざくと土を踏む音に包まれながら、さらに15分ほど進むと田畑の真ん中に建つぽつんとした木造の家が姿を現す。紗英にとっては懐かしい、幼い頃から馴染み深い祖父の家だ。
九月半ばとはいえ、歩いているうちに肌は汗ばみ、きらめく汗粒がこめかみから頬を伝う。胸元を流れる汗を、紗英は何気なくハンカチで拭った。その無意識の仕草は、茂雄の視線に強く映り込み、忘れていた欲情を静かに揺さぶっていく。
(おじいちゃん……やっぱり会えてよかった……)
その胸に抱かれながら、都会での孤独や張り詰めていた日常が、少しずつ溶けていくのを感じるのだった。
思い出
縁側で涼みながら、茂雄は古びた木の棚からアルバムを取り出してきた。表紙の布地は擦り切れているが、中には幼い頃の紗英の姿がぎっしり詰まっている。浴衣姿で花火を見上げる写真、泥だらけになって畑を駆け回る写真。ページをめくるたびに懐かしい時間が蘇り、二人の笑みが自然と重なっていく。
「ほれ、このときの紗英はスイカより大きな口で頬張っとったなぁ」
「もう……おじいちゃん、そんな言い方しないでよ」
軽口を交わしながら、土産に持ってきた東京の菓子をテーブルに並べた。紗英と茂雄は向かい合い、仲睦まじく一緒に食べ始める。バナナ菓子を手に取った紗英は、幼い頃の食べ方を真似して、先端をちゅぶちゅぶと唇で出し入れしながら舐めて見せた。本人にとっては無邪気な懐かしさの再現にすぎなかったが、今の彼女の仕草はとても艶めいて映り、茂雄の喉が思わず鳴る。
続けて、いちご大福を手にした紗英は、苺の部分をペロリと舐め上げた。小さな頃に遊び半分でしていたその舌の動きも、大人になった今ではどこか艶めいて見える。苺をぱくりと食べたあと、残された窪みをぺろりと舐めて見せると、茂雄の目に映る仕草はどうしようもなく挑発的だった。
「うまそうに舐めるのう……紗英は」
茂雄は思わず声を漏らし、興奮を隠せぬまま孫娘の仕草を見つめた。紗英はそんな視線を気にも留めず、楽しげに笑いながら甘味を口に運ぶ。甘い餡の香りと笑い声が、ゆっくりと部屋に満ちていった。
(なんだろう……子どもの頃みたいに、おじいちゃんに甘えたくなる)
気づけば紗英の言葉も仕草も柔らかくなり、茂雄の肩にもたれかかっていた。祖父の大きな手に軽く背を叩かれるたび、心地よい安心感と、言葉にできない温かなざわめきが胸を占めていく。
夕刻、障子越しにオレンジ色の光が差し込むころ、紗英はそっと顔を上げた。
「ねぇ……おじいちゃん。一緒にお風呂、入ろう?」
その声は、幼い頃のように無邪気でありながら、どこか艶を帯びた響きを含んでいた。
「そうだ、おじいちゃん。おみやげに入浴剤を買ってきたんだ」
小さな袋を取り出して見せると、茂雄は目を細めて頷いた。
「ほぅ……気が利くのう。肩こりに効くかもしれんのう」
全身愛撫
田舎の広い浴場は、木の壁に年月の香りが染み込み、白い蒸気がもうもうと立ちこめていた。湯気の向こうで、紗英は胸にタオルを巻き、茂雄は腰にタオルを巻いた姿で並んで湯に入る。その光景はまるで幼い頃に戻ったかのようでありながら、どこか背徳の色を帯びていた。
「おじいちゃん、私が背中を流してあげるよ」
にこりと笑って声をかけると、茂雄は素直に低い腰掛けに腰を下ろした。紗英は背後に立ち、湯桶ですくったお湯を背中にかけ、泡立てた石鹸で丁寧にこすり始める。
「おお……気持ちええのう。紗英に流してもらう日が来るとはのう」
「肩もみもしてあげるね」
柔らかな声とともに、紗英の細い指が茂雄の肩に食い込む。こわばった筋肉を揉みほぐすたび、茂雄は思わず目を細めて声を洩らす。
「ほぉ……極楽じゃ……こんな気持ちええのは久しぶりじゃ」
肩もみを受けながら、茂雄はゆっくりと腰に巻いていたタオルを解いた。勃起したペニスが蒸気の中に露わになる。
「おじいちゃん、どうしたの? 立ってるじゃない……」
「紗英がお嬢さんになった証拠じゃ」
「しようがないおじいちゃん……」
紗英はあきれたように返すが、その頬は赤く染まっていた。背後に回り、ペニスを直視しないようにして探るように石鹸の泡で洗い始める。見えない手つきで扱われる感覚に、茂雄の吐息は荒くなる。
「おぉ……気持ちええのう……上手じゃ……その調子……」
「これでいいのね……?」
紗英は小さくつぶやきながら、長く硬い陰茎をゆっくりと上下に扱き始めた。泡立つ指先がねっとりと絡みつき、硬さと熱が手の中にずっしりと伝わる。
「おじいちゃんのペニス……硬くて長いわ……」
紗英のか細い声とともに、手の動きが慎重に続けられる。洗うという行為を超え、愛撫に近いその仕草に、浴場に響くのは湯の音と二人の吐息だけとなっていた。
連続絶頂
白い蒸気に包まれた浴場の空気は、重たく甘い熱を孕んでいた。滴る湯の音、肌を伝う雫、そして二人の吐息が重なり、密やかな空気が広がってゆく。
「次はわしの番じゃな」
茂雄はゆっくりと立ち上がり、紗英を低い腰掛けに座らせた。その視線にはどこか艶が漂い、蒸気に揺れる光が背徳の色を強めていく。
「さぁ、タオルを取ってみぃ」
祖父の言葉に促され、紗英は胸元で結んでいたタオルの結び目に指をかけた。熱気に濡れた指先がほどけていくのを感じながら、彼女の鼓動は速まり、頬は赤く染まっていく。タオルの布地が緩み、胸元がわずかに開いた瞬間、浴場の空気がさらに濃厚なものに変わった。
茂雄は紗英の背後に回り込み、大きな手を胸元へ伸ばした。背後から包み込むように乳房を掌で覆い、ゆっくりと揉みしだく。そのたびに柔らかな感触が指の間からあふれ、紗英の身体から小さな吐息がこぼれる。
「なんだか……気持ちいい……」
背中越しに伝わる祖父の熱と、巧みに操られる指の動き。最初は全体を優しく揉んでいた手つきは、次第に乳首へと集まり、指先で転がすように愛撫していく。敏感に反応した紗英は背筋を跳ね上げ、思わず腰を揺らしてしまった。
「……あぁ……変な気分……」
乳首を摘まれ、弾かれるたびに全身が甘い痺れで震える。ついには乳首だけで絶頂に達し、紗英は太腿をぴったりと合わせ、身体を小刻みに震わせながら声を洩らした。浴場に響く水音と喘ぎ声が重なり、背後から抱く祖父の愛撫がさらに濃厚なものとなる。
それでも茂雄の指は止まらなかった。震える紗英の腰に手を添えながら、もう一方の手でゆっくりと太腿を開かせていく。背後から伸びた指が濡れそぼったラビアをそっとなぞり、柔らかな花弁を開かせた。
羞恥に頬を染めながらも、快感に抗えず脚を大きく開いてしまう紗英。茂雄の指先が敏感な突起を捕らえると、身体は大きく跳ね上がり、背後から抱えられたまま快感に溺れていった。指先が巧みにクリトリスをなぞり、軽やかに愛撫を重ねるたび、紗英の理性は溶け、声は切なく乱れていく。
「やばい……気持ちいいよ……」
「そら、どうじゃ?」
「だめぇ……あぁ……出ちゃぅ……」
愛液を飛ばしながらびくびくと震える紗英。その姿に、背後から抱く茂雄の吐息も熱を増していく。
「娘さんになって、ますます可愛くなったのぅ……堪らんわい」
幾度も繰り返される刺激に、紗英は背後から支えられながら何度も絶頂に追い込まれる。脚を震わせ、湯気に包まれた空間で波に呑まれ続け、ただ祖父の胸と腕にすがるしかなかった。
「大丈夫じゃ……紗英。わしがおる」
耳元で低く囁く声が、罪深い行為に安らぎを与える。背後から注がれる愛撫と吐息に包まれ、浴場の蒸気はさらに濃く立ちこめ、二人の秘密を隠すように白く漂っていた。
クンニ
風呂場から上がった二人は、浴衣を羽織りながら和室の寝室へと向かった。障子を開けると、畳の上に置かれた布団の香りが広がり、どこか懐かしい安堵感を紗英に与えた。
茂雄は黙って布団を敷き終えると、穏やかな笑みを浮かべて手招きをする。その仕草に導かれるように、紗英は布団の端に腰を下ろした。鼓動は早鐘のようで、浴場で高められた熱がまだ冷めておらず、頬も首筋も赤らんでいる。
茂雄はゆっくりと彼女の前に膝をつき、両手でそっと太腿を撫で広げていった。紗英の身体は小さく震え、視線を逸らす。
「そんなところジロジロ見ないで……」
「恥ずかしがるでない。若いビラが、可愛く震えておるぞ」
指先がラビアを開き、露わになった秘部を前に、茂雄の目はますます熱を帯びてゆく。紗英は思わず布団を握りしめた。
「汚いわ……そんなところ舐めないで……」
そう抗う声を洩らす間もなく、茂雄は首を傾け、舌先を柔らかく這わせた。ラビアをなぞる湿った感触が走った瞬間、紗英の身体はびくんと跳ね上がる。羞恥と背徳感に頬を赤らめながらも、背筋を反らせ声を洩らさずにはいられなかった。
「ん……あっ……あぁ……」
紗英はやがて目を閉じ、舌が這うたびに押し出される甘い吐息に身を委ねる。抗いの言葉はかすれて消え、代わりに喉の奥から震える声が漏れていった。胸は大きく上下し、頬を濡らす汗が畳に滴り落ちる。
「やばい……気持ちいい……もっと……」
茂雄は熟練の舌を巧みに動かし、クリトリスを吸い上げ、転がすように弄ぶ。彼女の太腿が小刻みに震え、布団を掴む指先に力がこもる。唇と舌が交互に敏感な部分を捕らえるたび、紗英の呼吸は乱れていった。
「そら、どうじゃ? ここが好きなんじゃろ」
「あぁ……だめ……また出ちゃうかも……」
舌が執拗に突き上げ、根気強く愛撫を続けるたび、紗英は腰を浮かせ、喉から甘い声を押し出す。熱気と吐息が和室に広がり、畳の香りすら熱に溶け込んでいくかのようだった。
「ますます艶めいてきたのぅ……堪らんわい」
「あぁ……いく……いく……」
「もっとわしの口に注いでみぃ」
「あぁ! 出ちゃう! だめ!」
次の瞬間、快感の大波が全身を駆け抜け、愛液が弾け飛ぶ。茂雄はそれを逃さず受け止め、喉を鳴らしながら呑み込んだ。その執拗な舐め方と満ち足りた吐息に、紗英の羞恥と快楽はさらに混ざり合い、身体をびくびくと震わせ続けた。
挿入
布団の上で、二人は自然に互いの身体を求め合うように近づいていった。蒸した空気に混じって、汗の匂いと肌が触れ合う熱が濃厚に漂う。浴衣はすでに脱ぎ捨てられ、素肌同士が絡み合うたびに、畳に汗の滴が落ちていく。
茂雄は紗英を引き寄せ、自らの膝に座らせる。座位で向き合うその姿勢は、吐息さえ交わるほど近い距離。視線を絡めたまま、茂雄は囁いた。
「さぁ、ここに座るんじゃ」
戸惑いに目を泳がせる紗英。「……いれちゃうの?」震える声が畳に落ちる。茂雄は笑みを浮かべ、安心させるように背を撫でた。
「立派な娘さんになったんじゃから、大丈夫じゃよ。ほら……やってみい」
紗英は頬を赤らめ、熱に潤んだ瞳を閉じる。ゆっくりと腰を落としていくと、身体の奥へと硬い熱が押し分けるように入り込んでくる。柔らかな若さの中に、重みと圧力が一歩ずつ潜り込んでいく感覚――そのすべてが、時間を引き延ばしたように鮮明に伝わる。
「……あぁ……ゆっくり……入ってくる……」
汗の粒が首筋を伝い、互いの胸元で弾けた。深く重なり合う瞬間、紗英は無意識に茂雄の肩にしがみつき、背筋を震わせる。痛みと甘さが混じる感覚に、喉から吐息が零れ落ちた。
やがて完全に結ばれると、二人の身体はぴたりと密着する。
互いの身体が結ばれたまま、紗英は茂雄の膝の上で小さく震えていた。
茂雄は背に回した手でしっかりと彼女を抱き寄せ、もう片方の手で豊かな乳房を揉みしだいた。掌に収まらないほどの柔らかさを指が掴み、時に強く、時に優しく揉み上げる。
「……ふぁ……おじいちゃん……やだ……」
抗うような声の奥に、甘い震えが混じっている。やがて茂雄の口が胸元に落ち、乳首を捉えて強く吸い上げた。
「んっ……あぁ……そんなの……だめ……」
吸われるたびに、奥深くからじわりと熱が広がり、腰の芯が突き上げられるような感覚と重なり合う。紗英は思わず腰を揺らし、上下に動かしてしまう。茂雄はその様子を見上げ、熱を帯びた声をかけた。
「おぉ……紗英の腰づかいで、わしのを抜き差ししておる……見事じゃのぅ……」
「やだ……気持ちいいの……止まらない……」
「好きなように動いたらええ」
その言葉に背中を押され、紗英は羞恥も忘れて夢中で腰を振り続けた。乳房を揉まれ、乳首を吸い上げられながら、自らも深く求めてしまう。全身が熱に包まれ、汗が滴り落ちていく。
「もっと……揉んで……吸って……突いて……」
「あぁ……だめ……もう……いく……」
ついに快楽の頂きが訪れ、紗英は背を大きく反らせ、喉を震わせながら絶頂へと導かれていった。全身を駆け巡る波に身体を委ね、夜の和室は二人の熱気と吐息に満たされていた。
蕎麦屋
情事の余韻を抱えながら浴衣に袖を通した二人は、和室に並んで腰を下ろした。畳に落ちる灯りが、互いの火照った頬を柔らかく照らしている。紗英は懐かしそうに呟いた。
「……おじいちゃん、あの蕎麦が食べたい」
茂雄はにやりと笑い、すぐに答える。
「紗英のお気に入りの蕎麦屋じゃな。わしが出前を頼んでやろう」
やがて玄関の戸を叩く音が響き、現れたのは蕎麦屋の主人・盛重だった。
「おや茂雄さん、娘さんが来とるのか」
「うむ、紗英じゃよ」
「ほぉ……紗英ちゃんか、久しぶりじゃなぁ。えらい別嬪さんになって」
褒め言葉に紗英は頬を赤らめる。茂雄は「まぁ上がっていけ」と促し、盛重は遠慮がちに畳へ腰を下ろした。膝を正しながら、彼は二人の前に置かれた蕎麦を眺めていた。
紗英と茂雄が箸をとり、ずずっと蕎麦を啜る。紗英が「美味しい」と微笑むと、盛重は優しい声で応じた。
「そう言ってもらえると嬉しいよ。昔からそうやって褒めてくれとったな」
言葉は温かかったが、その笑顔の裏で盛重の視線はふと泳いだ。浴衣姿の紗英が夢中で蕎麦を啜る口元――その仕草に思わず妄想が膨らむ。
(……フェラが上手そうじゃな……)
さらに視線は胸元へ落ち、浴衣の薄い合わせからうっすらと乳首の突起が浮かび上がっているのに気づいてしまった。
(お!乳首が浮き出ておる?浴衣の中はすっぽんぽんか?)
下着を身につけていないと悟った瞬間、視線は抗えぬまま卑猥な光を帯びてゆく。
紗英はそんな盛重の目に気づかぬまま、「本当に美味しい……」と蕎麦を口に運んでいた。和室の空気は、湯気と熱気に加えて、言葉にされぬ背徳の気配を濃くしていった。
誘い
「ごちそうさま」――手を合わせる紗英の声が、和室の静けさに柔らかく響いた。蕎麦の余韻とほのかな出汁の香りが、まだ部屋に漂っている。
茂雄はその様子を見つめ、ゆっくりと笑みを浮かべた。
「さて……続きを楽しもうかの」
言葉とともに立ち上がった茂雄の影が、正座する紗英の前に大きく伸びる。浴衣の裾を直す仕草ひとつで、空気が一変し、甘やかな緊張が和室を包み込んだ。
盛重は少し驚いたように眉を動かしたが、視線を逸らすことなく、その成り行きをじっと見守っていた。二人のやりとりに漂う背徳の気配は、彼の胸中にもじわじわと忍び込んでいく。
「それ……さっきの蕎麦のように啜ってみい」
冗談めかした調子の茂雄の声。しかし、その言葉の奥に潜む熱を、紗英は敏感に感じ取っていた。頬を赤らめ、視線を伏せると、ゆっくりと手を伸ばす。
唇を開いた瞬間、粘ついた音が和室に響いた。――じゅるっ、ちゅるっ……と湿った音が規則的に繰り返され、空気の熱をさらに濃くしていく。口元からは唾液に混じって透明な滴がとろりと垂れ、畳に落ちる寸前で光を反射した。
紗英は無意識に目を閉じ、頬を紅潮させながら動きを続ける。その仕草は、まるで蕎麦を啜る時のように自然でありながら、どこか抗いがたい艶やかさを帯びていた。
茂雄は横目で盛重を見やり、静かに囁いた。
「おまえさんも……遠慮はいらん。後ろから手を貸してやれ」
促されるまま、盛重は紗英の背後に座り込む。浴衣の背をそっとずらし、白い肌を露わにすると、その豊かな乳房に大きな手を伸ばした。乳首を指先で挟み込み、揉みほぐすと、紗英は口元を塞いだまま声を漏らす。
「んっ……ぁ……っ……」
背後から乳房を弄られる快感と、正面の熱を啜り続ける羞恥が重なり、紗英の吐息はますます甘く震えていった。盛重の手はやがて下へと滑り、膝を開かせ、敏感な谷間を探るように撫でる。
さらに盛重は腕を伸ばし、濡れた割れ目を指先でなぞった。びくんと紗英の身体が震え、口に含んだまま押し殺すように声を漏らす。羞恥と快感がないまぜになり、震える肩越しに吐息がこぼれ落ちた。
「……なんちゅう体じゃ……白い肌に、この乳房……尻まで立派に育って……別嬪どころじゃないわ……」
欲望を隠さぬ盛重の呟きが、和室に重たく落ちた。乳と腰、そして秘めた谷を同時に責められながら、紗英は必死に啜る動きを続ける。和室は吐息と湿った音に支配され、夜の背徳はより濃く、重く沈んでいった。
極み
和室の空気は、すでに食後の余韻を超えて濃厚な熱気に包まれていた。吐息と灯りが絡み合い、背徳の影が畳に落ちている。
茂雄はゆるりと笑みを浮かべ、隣に座る盛重を見やった。
「紗英……盛重のも、啜ってやらんか」
その言葉に、紗英ははっと顔を上げ、頬を赤く染めたまま盛重に振り向く。
「……盛重さんのは、どんな味なのかな」
恥じらいと好奇心が入り混じる声が、部屋の空気を震わせる。盛重は驚きに息を呑み、やがて覚悟を決めたように立ち上がった。衣を整えつつ畳に胡坐をかくと、その視線は紗英だけに注がれている。
紗英は茂雄の視線に導かれるように、ゆっくりと姿勢を崩す。畳に両手をつき、背を反らして四つ這いになると、羞恥と従順さが入り混じった仕草となった。盛重の前に近づきながら、顔を寄せていく――さきほど蕎麦を啜った時のように、丁寧で艶やかな仕草で。
盛重はその熱を受けながら、ふと遠い記憶を思い出したように笑みを浮かべる。
「……フェラをされるのは、何十年ぶりになるかのう……」
そして、少し掠れた声で頼む。
「亀頭を舌で押し上げて、上あごで擦ってみてくれんか」
紗英は一瞬目を丸くしながらも、素直に応じる。
「……こう、ですか?」
舌を滑らせ、慎重に試すように動かすと、盛重の身体が大きく震えた。
「おお……紗英ちゃん、最高じゃ……上手いぞ……」
快楽に押し流されるように褒める声が畳に響き、紗英の頬はさらに赤みを増していった。
盛重に夢中で奉仕を続ける紗英を背後から見つめながら、茂雄は低く笑った。
「こっちも可愛がってやらんとなぁ……」
そう言うと、両手で白く大きな尻をぐいと掴み、左右に開いた。隠されていた割れ目と小さなアナルが露わになり、茂雄はそこに顔を埋め、舌を這わせる。粘つく音が響き、紗英は盛重を咥えたまま身体を跳ね上げた。
「んんっ……あぁっ……ら、らめぇ……!」
背筋を震わせ、腰を揺らす紗英。前と後ろから同時に責められる恥辱と快感に、声を押し殺すことができない。
「……もう我慢できない……おじいちゃん、入れて……」
その言葉を耳にした茂雄は、目を細めて笑い、低く囁いた。
「そうかそうか……その言葉を待っていたんじゃ」
陰茎を手で握りながら、濡れそぼった膣口へと亀頭をゆっくりとあてがう。そして力を込め、ずぶり……と先端を潜らせていった。熱に包まれる感覚に茂雄は呻き、紗英は堪えきれず声を上げる。
背筋を反らせ、盛重のペニスを握り締めながら、紗英はうわずった声を漏らした。
「……あぁ……入ってきたぁ……おじいちゃんの、好き……」
茂雄の深いストロークに幾度も果て、身体を震わせる紗英。やがて、茂雄が荒い息の合間に声を上げた。
「そろそろ……わしも限界じゃ……紗英……出すぞ……!」
盛重もまた昂ぶりを抑えきれず、顔を歪めて叫ぶ。
「わしも出すぞ……紗英ちゃん……!」
二人の声に合わせ、紗英は咥えたままうぐうぐと喘ぎ、全身を震わせる。
「んんっ……ぁぁ……!」
「おお……出るっ!」「わしも……!」
和室に交錯する絶頂の叫び。ぶしゅるっ、どぷっ、びゅるるっ……と白濁の熱が同時に吐き出され、紗英の膣奥と喉奥に溢れ込む。熱い奔流を受け止めた身体は痙攣し、快楽の波に呑まれて果てていった。
(……二人とも……すごい……もっと……していたい……)
畳に残るのは、三人の荒い吐息と背徳の余韻だけ。静寂の中、極みに達した夜はゆっくりと幕を閉じていった。