噂のグミ
「ねえ聞いた?ゲーセンのグミ、マジでヤバいらしいよ」
放課後の教室。カーテン越しの西日が差し込む中、制服のネクタイを緩めた女子たちが机を囲んで囁き合っていた。柚香は自席でリップクリームを唇に滑らせながら、自然とその会話に耳を傾ける。
「どこで手に入るの?」
「18禁クレーンゲーム限定。ゲーセンの奥のほう、年齢確認もあるって」
「え、それってほんとにヤバいやつじゃん……」
声を潜めながらも、女子たちの目は好奇心と興奮で輝いている。柚香は伏し目がちに、内心のざわつきを隠すように髪を指先でいじった。
「SNSでバズってたんだけど、グミの容器がまんまペニス型なんだって。しかも、媚薬入り」
「やだ、それ絶対ダメなやつじゃん……!」
「でもさ、見た目が可愛くてコンパクトで、逆に使いやすいって口コミもあったよ」
軽く笑い合うその会話の中で、柚香の喉がかすかに動いた。体の奥に、熱い何かがこみ上げてくるような感覚。
(……媚薬って、ほんとに入ってるの? それってどんな感じなんだろ……)
想像が膨らみかけて、慌てて首を振る。
(あたし、もう十八歳だし……試しても、いいよね?)
そんな自問に、自分でもびっくりするくらい抵抗がなかった。
「ねえ、蒼汰に聞いてみようかな……」
柚香はスマホを取り出し、制服の袖で画面を拭ってからLINEを開いた。メッセージはすでに打ち込んである。
『今日、宿題ちょっと教えてほしい。ハンバーガー屋でどう?』
送信ボタンをタップして、胸の奥がくすぐったくなるような緊張を味わう。蒼汰は、柚香の幼馴染であり、今は大学生。週に何度か、こうして勉強を教えてもらっていた。
「柚香、それって蒼汰くん?」隣の友達が覗き込んでくる。
「うん……今日の数B、ちょっと怪しくて」
笑ってごまかしながらも、心のどこかでは別の期待が膨らんでいた。
まもなく返信が届く。
『いいよ。あのいつものバーガー屋で』
その店は、噂の18禁クレーンゲームが設置されているゲーセンのすぐ前にある。柚香は立ち上がり、制服のスカートを整えながらバッグを肩にかけた。
(……見てみるだけなら、別に悪くないよね)
自分にそう言い聞かせるように、ハンバーガーショップへ向かう足取りはどこか弾んでいた。
一緒に帰ろう
トレイの上にハンバーガーとポテト、そして紙のカップに入ったアイスティー。蒼汰はいつもの席に座ると、柚香に視線を向けた。
「で、今日はどこがわかんなかったの?」
「ここ……ベクトルの合成のとこ。図がぐちゃぐちゃになっちゃって」
そう言ってノートを開く柚香。けれど、頭の中はほとんど入ってこない。勉強より、彼の隣にいるこの距離感と、これからの展開のほうに意識が向いていた。
蒼汰がペンを手に、紙ナプキンに図を書きはじめる。
「ここを平行移動させて、三角形に見立ててみると分かりやすいよ」
(うん、そうじゃなくて……)
柚香はふと、蒼汰の手首をつかんだ。その手は温かく、ペンを持つ指先が少し驚いたように止まる。
「……ねえ、ちょっとだけゲームしていかない?」
「ゲーム?」
「せっかくここまで来たし。あの、隣のゲーセン……」
わざと視線を逸らすように言うと、蒼汰はふっと笑って紙ナプキンをたたんだ。
「柚香が誘うなんて珍しいな」
「そ、そう? たまにはいいじゃん」
勉強道具を素早くバッグにしまい、立ち上がった柚香が先にドアを押す。蒼汰もそのあとに続いた。
ゲーセンの自動ドアを抜けると、明るい照明と電子音が二人を包み込む。いくつかのコーナーを抜け、さらに奥へ。そこには、他のエリアとは違う空気を纏った、暖簾のかかった入り口があった。
『18歳未満立入禁止』の札が、さりげなく揺れている。
「ここか……」
蒼汰が呟くと、近くにいたスタッフが声をかけてきた。
「お客様、おふたりとも年齢確認よろしいですか?」
蒼汰は学生証を、柚香はスマホの身分証アプリを提示する。
「ご確認ありがとうございます。どうぞ、ごゆっくり」
スタッフが笑顔で頷くのを背に、柚香は息をのむ。そして、蒼汰の手を自分の指でしっかりと握った。
暖簾をくぐる瞬間、少しだけ彼の手に力がこもるのがわかった。
クレーンに手を伸ばして
18禁コーナーに足を踏み入れた瞬間、空気が少し違って感じられた。照明はやや落とされ、音楽もほかのフロアより控えめ。ポスターには露出の多いキャラたち、景品コーナーにもひと目では口にできないようなアイテムが並んでいる。
柚香は蒼汰の袖を引きながら、店内を見回した。
「……あった、あれだよ」
指さした先には、ピンクやオレンジのパッケージがぎっしり詰まったクレーンゲーム機。よく見ると、グミが入ったパウチ容器は、あきらかに男のアレを模した形をしていた。
「ほんとに……ペニス型なんだ」
柚香は思わず小声で呟いた。
「これ、取ってほしい」
彼女がそう言って指をさしたのは、小ぶりなサイズの容器。明るいピンク色で、先端には透明なキャップがついている。笑顔のイラストと“LOVE POP”というロゴがついた、妙に可愛らしいデザイン。
「こんなものでいいのかい?」
蒼汰が笑いながらクレーンの前に立つ。柚香は思わず顔を赤らめてしまった。
「い、いいの。かわいいし……あたし、ちょっと試してみたいなって思って……」
「ふーん……そっか」
蒼汰はコインを3枚入れて、慎重にレバーを握る。
1回目、カプセルはつかみきれずに滑り落ちた。2回目、惜しくも端を外れる。
そして3度目——
クレーンのアームが、容器のちょうど中央に引っかかり、ふわりと持ち上がった。
「よし……!」
カプセルは落下口へと運ばれ、カラン、と乾いた音を立てて収まった。
「やった……!」
柚香は思わず手を合わせて喜んだ。蒼汰がそれを拾い上げ、彼女のほうへと差し出す。
「ほら、欲しかったやつ」
「う、うん……ありがとう」
受け取った容器は、手のひらにすっぽりと収まるサイズ。形も色も、確かに思っていたより“可愛い”——けれど、その先にある用途を思うと、心臓の音が急に早くなるのを感じた。
柚香は唇を結びながら、グミのパウチをバッグにそっとしまった。
誰もいない部屋
グミを吊り上げたあとは、ふたりして少しだけゲーセン内を歩きまわった。
けれど柚香の意識は、バッグに入れたあの容器がずっと離れなかった。
蒼汰と隣を歩きながら、彼の手の甲や指先をふと見てしまう。
「……ねえ、蒼汰」
「ん?」
「さっきのさ、数学のとこ……もうちょっと、教えてほしいな」
蒼汰は歩きながら少し顔を傾ける。
「ファストフード店じゃ足りなかった?」
「うん、なんか……集中できなかったし。あの……」
言葉を濁したまま視線を落とすと、蒼汰は肩をすくめて笑った。
「わかった。あそこ行くか」
“あそこ”とは、ふたりが以前から使っていた、駅前繁華街にあるレンタルルーム。静かでWi-Fiも完備されていて、学生の“勉強用途”としても利用できるのがウリだった。
自販機でドリンクを買い、エレベーターで上階へ。受付で名前を書いて、ふたりは奥の部屋へと入った。
部屋には小さなテーブルとソファベッド、そしてクッションがいくつか。
「ね、さっきの三角形のやつ、もう一回だけ説明して」
バッグをソファに置きながらそう言う柚香に、蒼汰は笑いながらノートを開く。
柚香のバッグの中には、ピンクのペニス型容器がそっと揺れていた。
それがこのあとの展開を、甘く、熱く、変えていく。
グミ、開封
ノートの上に、蒼汰がボールペンで書いたベクトルの図形が広がっていく。
柚香はペン先の動きをぼんやりと眺めながら、バッグの中に入れたあの容器の存在を思い出していた。
(どんな感触なんだろう……ほんとに“あれ”みたいなのかな)
説明を受けている最中も、頭の片隅ではずっとそのことばかり考えていた。気づけば、手はバッグの中へと伸びている。
「ちょっと……お菓子食べていい?」
そう言って取り出したパウチに、蒼汰がちらりと視線を向ける。
「さっきの……あのグミ?」
「うん」
袋を静かに破り、柚香は容器をそっと取り出した。手のひらに収まるサイズ。ピンク色のつややかな表面、丸みを帯びた先端には、透明なキャップが付いている。
(……本当に、リアル)
思わず息を飲んだ。硬すぎず、柔らかすぎず、指先で軽く押すと、むにゅ、と反発するような感触。根元の膨らみ、カリ首のような段差まで精巧に作られていて——
「それ、食べるやつ……だよね?」
蒼汰が少し苦笑しながら言った。
「うん……中身はグミだけど……」
柚香は照れ隠しに笑いながら、指先でキャップを外した。中には、小粒のグミがいくつか詰まっていて、甘い香りがふわっと立ちのぼる。
(……媚薬入りって噂、ほんとかな)
ひとつ摘んで、口に入れる。柔らかい弾力と、濃密な果実の甘みが舌の上に広がった。
「……おいしい。ふつうのグミじゃん」
そう呟いて、もう二粒、つまんで口に放り込む。
けれど、胸の奥では小さな火種がじわじわと熱を持ちはじめていた。
彼女の目は、無意識にまた容器そのものへと戻る。
(これ……本当に使えるかも)
彼女の中で、妄想が静かに、そして確かに熱を帯びていくのを感じていた。
舐めてみたい
容器に詰まったグミを2〜3粒、ぽいっと口に放った柚香は、口の中に広がる甘さと弾力を感じながら、もう一度あの容器を見つめた。
ピンク色の柔らかな質感。丸みを帯びた先端。ほんの少し曲がったフォルムは、どう見ても“それ”を思わせる。
(……これ、本当にグミ用の容器なの?)
グミの甘さが舌の上にまだ残るうちに、柚香はそっと容器の先端を唇に当てた。
「……っ」
目の前にいた蒼汰の視線が動いた気配を感じて、彼女はちらりとその目を盗み見る。
蒼汰は何も言わずに、ただじっと見つめていた。
(やっぱり見てる……)
いたずら心が、静かに背中を押した。
柚香はそのまま、容器の先端を口に含んだ。
ぬるり、と舌の上に滑るシリコンの感触。唇で包むと、ほんのわずかな弾力が舌先に伝わってくる。
「……なんか、本当にエッチなことしてるみたい」
自分でも恥ずかしくなるような感想が心に浮かんで、思わずぺろりと先端を舐める。舌先で転がすように、軽く吸いつくようにして。
「……お前、エロいな」
ぽつりと漏れた蒼汰の声に、柚香はびくりと肩をすくめた。
「え……な、なにそれ」
「そうやって……そんな顔で、そんなことされたら……」
蒼汰の視線が逸らされずにぶつかってくるのが、かえって火照りを増す。
「だって……蒼汰が、見てるから……」
小さな声でそう返すと、蒼汰は思わず笑った。
「いや、見ないほうが無理あるだろ。そんなに咥えて……音立てて……」
「音なんて、立ててないしっ……!」
「嘘だ。聞こえた」
からかうような言い方。でもその声色には、ほんのりと熱がこもっていた。
柚香はふいに視線を落とし、唇の隙間から容器をゆっくりと引き抜いた。
糸を引くようなツヤと、唇の温度が残る先端。その艶かしさに、自分で自分が少し怖くなる。
蒼汰は、そんな柚香の仕草から一瞬も目を離していなかった。
試してみるね
「……ちょっと、試してみようかな」
ぽつりと呟いた柚香の言葉に、蒼汰は少しだけ目を見開いた。
「え、今?」
「うん……このままだと、気になって落ち着かないし……」
そう言って柚香はそっと立ち上がると、ソファーの端に腰を下ろした。
制服のスカートに手をかけ、ゆっくりとたくし上げていく。太ももがあらわになり、その奥にあるショーツへと指が伸びる。
蒼汰は息を詰めたように、黙ってその様子を見守っていた。
「見てても……いいよ」
小さな声でそう言うと、柚香はショーツのゴムに指をかけ、ゆっくりと腰の下へと引き下ろしていった。
ショーツが太ももを滑り落ちると同時に、甘い粘り気を帯びた透明な愛液がラビアからとろりと糸を引いた。
(……媚薬、ほんとに入ってたのかな)
自分の濡れ方に驚きながらも、柚香は手元に置いていた例の容器にそっと視線を落とした。
唇で熱を移したばかりのピンク色のペニス型グミ容器。その亀頭にあたる丸みのある先端を、そっとラビアへなぞらせる。
容器が触れた瞬間、潤んだ割れ目が小刻みに震えるように反応し、愛液がぬらぬらと絡みついた。
「ん……っ」
割れ目の縁を、亀頭のかたちが押し広げるようにゆっくりとなぞる。柔らかい襞が撫でられるたび、そこからじわじわと熱が広がっていく。
「やば……気持ちいい……」
媚薬のせいなのか、それとも彼の目の前でしているという羞恥のせいなのか、感覚がいつもより何倍も鋭くなっていた。
容器の先端をクリトリスにあてがうと、その一点から鋭い快感が走り、柚香の腰がびくんと跳ねた。
「ひ……っ、そこ……」
先端で円を描くように、クリトリスをくすぐる。愛液がぬるぬると絡みつき、容器と敏感な粒が擦れ合うたびに、喘ぎが漏れる。
「柚香……」
蒼汰の声はかすれていた。彼の瞳が熱を帯び、言葉以上の欲を含んでいるのが伝わる。
その視線を受け止めながら、柚香は容器をそっと、自分の奥へと押し当てた。
ぬるり、と割れ目が押し広げられ、容器の先端が中へと吸い込まれていく。
「えっ……なにこれ、自然に……っ」
思わずこぼれた驚きの声。ほとんど力を入れていないのに、スルリと受け入れてしまう自分の身体に、思わず頬が熱を帯びた。
快感と羞恥がないまぜになりながら、柚香はペニス型のグミ容器を、ゆっくりと、快楽を確かめるように沈めていった。
感じるカタチ
容器の根元までをゆっくりと沈めた柚香は、そこで小さく息をついた。
(……全部、入った)
手元に感じる弾力と熱が、自分の身体の奥と容器とが密着していることをはっきりと教えてくれる。
そのまま、わずかに容器を引き抜いてみる。ぬるりと音を立てて膣内が名残惜しそうに絡みつき、グミ容器の凹凸が粘膜を擦っていく。
「っあ……っ、なにこれ……」
刺激が一瞬にして全身を駆け抜け、柚香は思わず声を漏らした。カリ首の段差、軸の軽いねじれ。それが抜き差しのたびに膣壁にひっかかるように当たり、濡れ始めたラビアを艶やかにぬらしていく。
「気持ちいい……」
制服の胸元が乱れ、ボタンがひとつ外れる。スカートの奥、太ももに流れ落ちる愛液の温もり。柚香は腰を小さく揺らしながら、グミ容器をゆっくりと出し入れし、その感触を全身で味わっていた。
「蒼汰……見てる……?」
彼女の視線がそっと彼を探すと、蒼汰は無言のまま頷いた。
「……濡れすぎだろ、それ……」
ぼそっと漏れた蒼汰の声に、柚香の背筋がゾクッと震える。
「見られてると……なんか、もっと感じちゃう……」
そう言いながら、容器を一度引き抜き、粘液をまとった先端でクリトリスをぐりぐりと擦る。
「ひぅっ……っ! やば……ここ……っ」
ぬるぬると濡れた亀頭型の先端が敏感な粒を何度もこすり、鋭い快感が腹の底からこみ上げてくる。
「柚香……自分で、そんな……エロすぎだって……」
蒼汰の声は、驚きと興奮の混ざった色を帯びていた。
「でも……止まんないの……」
クリトリスを擦りあげ、また挿入し、さらに引き抜いて先端をなぞる。
柚香は制服の袖を肩まで脱ぎ、半裸のまま、恍惚の表情で快感の渦へと堕ちていった。
ペニスより甘い
「もう……見てるだけ、無理……」
低く、震えるような蒼汰の声。
次の瞬間、柚香の太ももに手が伸びた。ためらいのない指がラビアを割り、容器と共に濡れきったそこをなぞる。
「蒼汰っ……」
驚きと快感が入り混じった声が漏れたそのとき、もう片方の手が制服の下から入り、ブラの上から膨らみを包み込む。
「……こっちも熱くなってる」
力強く揉みしだかれ、乳房の奥まで火照りが広がる。
「や……ダメ、それ以上したら……っ」
言葉とは裏腹に、柚香の身体は指の動きを求めてうねり始めていた。
舌がラビアに触れたのは、その直後だった。
「んあぁっ……!」
グミ容器を片手に持ったまま、クリトリスに絡む舌先に震える。
唇が敏感な粒を吸い、舌が粘液をすくいあげるように舐めとっていく。その動きに合わせて、柚香は容器を自らの膣口に再び押し込んだ。
「はぁ……っ、もう、わたし……っ」
彼の舌と、自らの手のダブルの刺激。
蒼汰の指が乳首を転がし、柚香は容器を抜き差ししながら、絶頂に向けて昂ぶっていく。
「イくっ……っ、また、イく……っ!」
一度目の波が全身を貫き、容器を挿れたまま脚を震わせる。
それでも、蒼汰の唇と舌は止まらなかった。
「もっと気持ちよくなっていいよ……」
そう囁きながら、再びクリトリスを吸い上げ、舌が敏感な粒にねっとりと絡みつく。柚香は容器を出し入れしながら、その快感に腰を揺らし始めた。
「やぁっ……! そこ、また来る……っ、イっちゃう、蒼汰ぁっ……!」
二度目の絶頂は、声を漏らす余裕もないほど鋭く、柚香の背を反らせる。
「んくぅ……っ、また、イクっ……っ!」
三度目は自分でも驚くほどあっさりと訪れ、容器を押し込んだまま全身が痙攣する。
彼の指が乳房を、舌が秘部を、容器が膣壁を責め立てる中で——
柚香は甘く震えながら、幾度となく果てていった。
彼の唇は、確かにペニスよりも甘く、そして彼女を何度でも悦びの底へと導いていった。
本物で、もう一度
「次は……俺の、入れていい?」
蒼汰の問いかけに、柚香は一瞬だけ瞳を揺らした。
(本物が……入ってくるんだ)
さっきまで容器で何度も果てた身体は、まだ余韻で火照っている。けれど、胸の奥から湧き上がる熱が、それをすぐに欲望へと変えていった。
「……うん」
小さく頷くと、蒼汰が静かに腰を下ろす。制服のスカートを捲ったままの柚香の脚が、自然と彼を受け入れるように開かれていった。
勃起した彼のペニスがラビアに触れた瞬間、柚香の身体が小さく跳ねる。
「熱……っ」
グミ容器とはまったく違う、生々しい硬さと温もり。
「力、抜いて……ゆっくり入れるから」
その声に頷きながら、柚香は彼の背中にそっと腕を回した。
ゆっくりと先端が押し込まれていく。
「んっ……は……あっ……」
容器では届かなかった奥にまで、蒼汰のペニスが少しずつ沈んでいく。
「すご……締まってる……」
「だって……もう、いっぱい感じてたから……っ」
ぬるぬるとした愛液がふたりの結合部を包み、柚香の膣が彼を拒むことなく受け入れていく。
蒼汰がゆっくりと腰を引き、また押し入れる。その動きに合わせて、柚香は目を閉じながら、唇を噛んで声を堪えた。
「柚香、声……我慢しなくていいよ」
「だって……っ、恥ずかしい……」
それでも、彼の動きが深くなるたびに声はこぼれる。
「んんっ……っ、はぁっ……蒼汰……あぁっ……」
快感がまた、柚香の奥からじんわりと広がり始める。
「もう、イきそう……っ」
「俺も……もうすぐ……っ」
彼が深く沈み込んだその瞬間、柚香の内壁がぎゅっと締まり、ふたりは同時に達した。
「出すよ……柚香の中に……っ!」
「うん……っ、全部……欲しい……っ!」
びくびくと脈打つ肉棒が、火照った身体の奥に精を吐き出していく。
柚香はその熱を感じながら、彼の背中にしがみついたまま、深く、深く呼吸を重ねていた。
甘くとろけた時間の中、グミよりも濃密な愛が、柚香の中を満たしていった。