午後二時の誘惑
午後二時、アスファルトの照り返しがまぶしい盛夏の午後。芽留は麦わら帽子の庇を深くして、小さな陶芸教室の門をくぐった。白壁に囲まれたその建物は、木々の緑に包まれるようにして静かに佇んでおり、どこか非日常の気配を纏っていた。
「はじめまして。どうぞ、こちらへ」
教室の奥から現れたのは、白い作務衣に身を包んだ一人の男性だった。きりりとした目元、滑らかな頬の輪郭に無精髭がうっすらと影をつくり、整った横顔にはどこか芸術家らしい陰りがあった。
「左京と申します。今日からよろしくお願いします」
その名を名乗ると同時に、彼は左手で丁寧にエプロンの紐を結んでいた。芽留はその所作に目を奪われた。左手で――そう、彼は左利きだった。
「では、まずはろくろに触ってみましょうか」
促されて席に着くと、芽留の胸は自然と高鳴っていた。陶芸などまったくの未経験。だが、彼の声に導かれるように、手のひらを湿った粘土の上へと乗せる。
「力を入れすぎないで、指先の感覚で……そう、もっと優しく包み込むように」
左京の声は柔らかく、しかし芯がある。ろくろが静かに回転し始め、芽留の指先はその動きにぎこちなく追随する。
彼が背後から身を屈め、そっと左手で芽留の手を包み込んだ。その瞬間、芽留の指にぬるりと粘土の熱が伝わってきた。
水が注がれると、粘土はぬらぬらと滑らかな光を帯びて艶めき始めた。芽留の指先に粘土が絡みつき、それはまるでラビアを撫でられたときのような官能的な感触だった。水分を含んだ粘土が柔らかく形を変え、ひらくように外へ外へとめくれていく様子が、ビラを弄られながらひとつずつ開いていく感覚と重なっていく。
「ほら、こんなふうに少しずつ……奥まで、やさしくね」
左京の指導はまるで愛撫の言葉のように響き、芽留の頬に火が灯った。粘土の中から花びらのように開いていくその形状が、自分の膣口に似ていると錯覚し、思わず太腿をすり寄せてしまう。
(だめ……陶芸しに来たのに、どうして……)
理性では理解していた。だが、左京の落ち着いた仕草、低く響く声、そして左手の繊細な動き――それらすべてが、芽留の感覚を静かに揺さぶっていく。
「いい感触ですね。最初はみんな硬くなりがちですが、あなたは手が柔らかい」
左京の一言に、芽留の胸が甘く疼いた。
アトリエの窓から射し込む西陽が、二人を照らしていた。ろくろの上で少しずつ整ってゆく粘土の形と、それを見つめる芽留の瞳は、陶芸ではなくひとりの男を映し始めていた。
指先の火種
ろくろの上で、粘土は静かに回転を続けていた。水が落とされるたびに、芽留の指先にはひんやりとした感触と、ねっとりと絡みつくぬめりが伝わってくる。粘土は柔らかく、敏感なほど素直だった。指の圧に応じてわずかに形を変え、まるでこちらの欲望を読み取っているかのように応える。
「そう、そのまま……焦らず、少しずつ押し広げて」
左京の低い声が耳元で響き、そのたびに芽留の胸がきゅっと締め付けられたように疼いた。背後に立つ彼の気配が濃密に感じられ、身体の奥が熱を帯び始める。
芽留の手元を導くように、左京の指がそっと添えられる。その左手が触れるだけで、粘土だけでなく芽留の身体までもが溶け出していくようだった。
(先生の指……あたたかい……)
指先が粘土をなぞる感覚は、やがてただの作業ではなくなっていた。水分を含んだ粘土が指に絡み、ふくらみを持って波打つ感触が、まるでラビアの内側をゆっくり撫でているかのように思えた。
芽留の喉がかすかに鳴る。粘土の輪郭をなぞる指に力が入りすぎないように気をつけながらも、その感覚を深く味わおうとしてしまっている自分がいた。
しかし、そのたびに粘土はわずかに歪み、形成しかけた形が崩れてしまう。左京の気配に反応し、息を呑み、ふいに力が入り、柔らかく整っていた曲面が沈みこむ。まるで芽留の内面が、粘土にそのまま映し出されているかのようだった。
「大丈夫ですか?」
ふいに囁かれたその言葉に、芽留は息を詰まらせた。優しい問いかけなのに、まるで内心の淫らな想像までを見透かされているようで、胸の奥がちくりと痛む。
「心の中の乱れが、手に伝わるものですよ」
その言葉に、芽留は思わず肩をすくめた。見られていたのは、手元だけじゃない。彼女の熱に浮かされた想いごと、ラビアを弄ばれたときの快感の記憶すらも、指先から滲み出てしまっていたような気がした。
視線を合わせることはできず、ただ頬を紅潮させて、目の前のろくろを見つめ続ける。
その日、芽留は粘土に触れるたび、指先が熱を帯びるのを止められなかった。まるで左京の手がずっとそこにあるように、いつまでもその余熱が肌に残り続けていた。
指先に灯る淫
陶芸教室から帰宅した芽留は、靴を脱ぐや否やリビングのソファへと沈み込んだ。午後の陽射しがうっすらと差し込む部屋は静まり返り、外の喧騒とは無縁の、彼女だけの空間だった。
スカートの裾を膝まで引き上げ、そっと足を開く。
(先生……左京さん……)
ろくろの回転と共に指導された指先の感触が、まだ手のひらに残っているような気がした。粘土のぬめり、手の中でひらいていったあの感覚は、ラビアそのものだった。あの手が、自分の秘部に触れたなら――。
芽留の右手は、いつものようにショーツの中へと忍び込む。指がラビアに触れると、そこはすでにじんわりと湿っていた。花弁をなぞるように、左右に撫で、ビラがわずかにひらく。
「んっ……あっ……ふぅ……」
指が内側へと沈んでいく。とろみを帯びた愛液が、じゅくりと絡みついた。中指と薬指でラビアを優しく押し広げながら、親指の腹でクリトリスを探る。
見つけ出したその突起を、ゆっくりと時計回りに撫で始めると、芽留の吐息は徐々に浅く、速くなっていく。
「……はぁっ……ん、ふっ……きもち、いい……っ」
乳首がスカートに擦れ、意識せずとも硬く尖っていた。芽留は左手を胸元へと運び、ボタンの隙間から手を差し入れ、ブラ越しに乳輪をなぞる。やがて指先は乳首を捕らえ、きゅっと摘まんだ。
「あぁ……だめ……そこ、やだ……でも……っ」
右手でラビアを弄りながら、左手で乳首をいじるたび、快感が交互に押し寄せてくる。呼吸はどんどん浅くなり、「はっ、はっ……ん、んっ……」と甘く濡れた喘ぎ声が唇から漏れ続ける。
「せんせい……あっ……先生の……手が……」
指先がクリトリスをより強く、より速く擦る。乳首もまた指の腹で捻られ、刺激が一気に膣奥へと響き、芽留の腰が小刻みに揺れはじめる。
「い、いく……っ、ああっ、もう……だめ……っ!」
全身がびくびくと震え、右手の中でクリトリスが痙攣する。愛液が溢れ、指の間からソファのシートに染みを広げた。
「あっ……ああぁ……んっ……っ」
長く、深く、ひときわ激しい絶頂が芽留を貫いた。全身を包む余韻に、彼女は項垂れるように前屈みになり、震える指をそっと引き抜いた。
(私……なにしてるの……)
だがその問いは、恍惚の中で次第に霞んでいった。左京の手と声、そして粘土に重ねた記憶が、彼女の肉体に確かに火をつけていたのだった。
粘土に刻まれた欲望
翌週の午後二時、芽留は再びアトリエの扉をくぐった。前回の余韻はまだ身体のどこかに残っており、今日はどんな感覚に触れるのかと思うだけで、心がざわついた。
今日は、敢えてノーブラで来てしまっていた。乳首がTシャツの内側に触れるたびに敏感に反応し、歩くたび、風に吹かれるたびに微かな刺激が胸を這っていく。
「今日は花瓶をテーマにしましょう」
左京の声に頷きながら、芽留はろくろの前に座る。回転が始まると、先端の湿った粘土にそっと手を添えた。ぬめりを帯びた感触が指先に広がり、そこに水が落とされると、粘土の光沢が艶やかに変化する。
「力まず、芯を立てるように……」
背後から左京が身を寄せてくる。彼の体温が背中越しに伝わり、両手がそっと芽留の手に重ねられた。そのまま導かれるように動かすと、粘土はぐんと伸び上がり、先端が膨らみ、亀頭のような丸みを帯びはじめる。
「ん……」
芽留は自分の手の中で立ち上がっていくその形状に、思わず息を詰めた。花瓶ではない。明らかにそれは、男のペニスだった。
粘土の陰茎はろくろの回転と共にぬらぬらと光を反射し、水滴をまとって脈打つような錯覚すら与える。
「ゆっくり、上下に……」
左京の言葉に従いながら、芽留は指先を濡れた粘土に絡ませ、上下に滑らせる。熱を帯びた手が、濡れた粘土のペニスを優しく扱く。形が崩れないように気をつけながらも、なぞるその指には無意識のうちに快楽のリズムが宿っていた。
「先生……これ……っ」
戸惑い混じりの声を洩らす芽留の耳元で、左京の吐息が熱くかかる。
「綺麗に勃ってきましたね」
彼の左手が、粘土から離れ、芽留の胸元へと移動する。Tシャツ越しに指先が乳房をなぞると、彼女は反射的に背筋をそらした。その瞬間、ノーブラの柔らかな膨らみが布越しに押し返し、乳首がはっきりと勃ち上がっていることが二人に伝わった。
「今日は……ブラをしていないんですね」
その囁きに、芽留は羞恥と興奮がないまぜになった感情をこらえきれず、喉を鳴らした。
彼の指はそのままTシャツの上から乳房を揉み始め、円を描くように乳輪をなぞる。布の上からでも、その熱と指遣いは十分すぎるほど伝わってきた。
「んっ……や……っ」
優しく包まれるような感触が、胸の奥まで響く。乳首の輪郭が服の上からもくっきりと浮かび上がる。
芽留は思わず首を横に傾け、後ろにいる左京の顔に唇を近づけた。
「……んっ」
そのまま、唇が触れ合う。彼の温もりが、舌先を通じて静かに芽留の内側へ流れ込んでくる。
陶芸という名の仮面の下で、ろくろの上では粘土のペニスがそそり立ち、ふたりの吐息が熱を重ねていた。
左手の螺旋
唇を離しても、余韻はしばらく残り続けていた。芽留の口内に残る左京の味、熱、そして胸元に触れていた彼の手の感触が、まだ鮮やかに身体を包んでいた。
その感覚を追いかけるように、背後から再び左京の左手が動き出す。Tシャツ越しに浮き上がった乳首の上を、指先が円を描くように優しくなぞった。
「んっ……ふぁ……」
ろくろは回り続け、粘土のペニスもなおそそり立ったまま微振動していた。その回転にシンクロするように、芽留の呼吸も熱も、次第に高まりを見せてゆく。
「気持ちよくなってきましたね」
低く囁かれた声と共に、左京の手はゆっくりと乳房から離れ、下腹部へと滑り降りる。腰骨のラインをなぞるように指先が進み、スカートの裾をめくり上げられると、芽留はびくんと反応した。
「や……っ」
指がパンティの端にかかり、布の隙間からするりと指先が差し込まれていく。その左手の指が、柔らかなラビアに触れた瞬間、芽留の全身がぴくりと震えた。
普段の自慰では右手を使っていた。だが今、左手といういつもと逆の指先でなぞられる感触は、思いもよらぬほどに新鮮だった。
「んっ……あっ、そんな……っ、変な感じ……っ」
ラビアを撫でる左京の指は、あえてゆっくりと、時にじらすように愛撫を重ねる。ビラが左右にひらかれ、そこから溢れる愛液が下着を濡らし始める。くちゅ、と指が滑る音が耳に届いたとき、芽留は羞恥と興奮に身を焼かれた。
やがて指先は、クリトリスを探り当てる。敏感なその一点に触れると、芽留の喉から漏れる声が一段階高くなった。
「ひぁっ……ああっ、そこ……っ」
そのまま反時計回りに、ゆっくりと、丹念に撫でられていく。普段とは違う方向の動きが、刺激の波を予想以上に大きくしていく。
「だ、め……せんせい……もう……いっ……」
左京の指が止まることなく螺旋を描き続けたその瞬間、芽留の腰が跳ね、膣の奥がきゅうっと収縮した。
「あぁああっ……んんっ!」
絶頂はあっという間に訪れた。身体を貫く熱い奔流が、彼女を一瞬で飲み込む。愛液が指の間に溢れ、シートへと染みを広げるその感覚さえも、官能の一部だった。
陶芸教室の午後三時。ろくろの回転音とともに、芽留の身体はまたひとつ、快楽という名の形に刻まれていった。
欲望を包む手
陶芸室に満ちる空気は、午後の日差しと交じり合って重たく湿っていた。絶頂の余韻に揺れる芽留の身体からは、まだ熱が引かず、呼吸のひとつひとつが甘く震えていた。
ろくろの回転音が遠のく中、背後にいた左京がそっと手を離すと、芽留はその場に身を預けるようにして、椅子から静かに立ち上がった。そして、くるりと向きを変え、ろくろ台を背にする位置に膝をついた。
陶芸用のロースツールにゆったりと腰かけたままの左京。その目の前で、芽留は四つ這いになる。スカートの裾が自然と落ち、腰のラインが滑らかに浮かび上がる。彼女の目線の先には、左京のズボン越しに明確な隆起があった。
(触れたい……この熱のまま、もっと……)
彼女の手がそっと後ろへ伸び、左京の腰へと触れる。ズボン越しに感じたものは、はっきりと勃起していた。芽留の指が恐る恐る包み込むと、その硬さと熱が掌にずっしりと伝わってきた。
「……っ」
息を飲みながらも、芽留はそのまま指を動かし始める。ズボンの上から上下に擦るたび、形がくっきりと浮かび上がり、亀頭の位置やカリ首の隆起までもがはっきりと伝わってくる。
「触れて……くれるんですね」
左京の声に、芽留の手の動きが一瞬止まる。しかし、返事の代わりに、彼女は震える手でズボンのファスナーをそっと下ろした。
パンツの中から現れたのは、硬く、脈打つように熱を持ったペニスだった。芽留はその存在に思わず目を見開き、だがすぐに視線を逸らさずに見つめ直した。
右手でそっと竿を包み込み、ゆっくりと上下に扱く。そのたびに皮膚が張り、先端の亀頭が艶めかしく光を受けていた。
「ん……こんなに……」
指先から伝わる硬さに、芽留は驚きと共に興奮を覚えた。ずっと欲していたものが、今、目の前にある。そのことに、身体が素直に反応していた。
顔を寄せると、ペニスの先端に唇が触れる。そこからかすかな塩気と、彼の匂いがふわりと鼻をかすめた。
「いただきます……」
囁くような声とともに、彼女は亀頭を唇に含む。舌先でゆっくりと円を描くように舐めながら、じわじわと奥へと飲み込んでいく。
唇で竿を包み、頬をすぼめて吸い込むたびに、彼のペニスはぴくりと反応を見せる。ひとつ吸い上げるごとに、硬さが増し、わずかに長さを増してゆくような錯覚に芽留は囚われた。
(もっと……もっと大きく、硬くなって……)
心の奥から湧き上がる願望が、フェラチオに込められていく。舌先が裏筋を丁寧になぞり、唇が亀頭の縁をぴったりと包み込む。喉奥へ届くたびに、芽留の唇はわずかに震え、喉を使って吸い上げるようにして深く咥え込んでいく。
左京の吐息が熱を帯び、腰がわずかに揺れる。彼女はその反応を受け止めながら、さらに熱をこめて奉仕し続ける。
フェラチオの最中、指先は竿の根本をゆっくりと扱き続けていた。熱く、硬く、脈打つもの。その一本に、今の芽留はすべてを注ぎ込んでいた。
乳房の谷に火を宿し
熱を帯びたフェラチオの余韻が静かに残る中、左京の手が芽留の頬を優しくなぞった。
「顔、上げてください」
促されるままに顔を上げると、左京はそっと芽留のTシャツの裾に手を添えた。ゆっくりとたくし上げられた布地が、胸元を滑り、やがて首元を抜けて肩から外される。
「……きれいです」
ノーブラのまま晒された乳房は、形良く張り、乳輪がうっすらと上気していた。勃ち上がった乳首が空気に触れ、ぴくんと震える。
左京の視線にさらされるだけで、芽留の体温はさらに上昇していく。羞恥と快感がないまぜになったその感情を隠すことはできなかった。
今度は芽留の手が、彼の腰元へと向かう。ズボンのベルトを外し、ファスナーを下ろすと、パンツの中から逞しいペニスが解放された。
フェラチオでさらに充血した亀頭は、艶やかな赤みを帯び、脈打つごとに揺れている。
芽留は一度深く息を吸い、そして乳房を寄せて彼のペニスを挟み込んだ。
「ん……こうですか……」
たわわな乳房の谷間が、ペニスを包み込む。手で乳房の下部を軽く支えながら、上下に動かすたびに、肌と肌が擦れ合う湿った音が漏れた。
「気持ちいい……芽留さん……」
左京の吐息が熱を帯びていく。彼の声に導かれるように、芽留の動きにも艶が増す。乳首が震え、乳房の柔らかな感触が竿全体に沿って密着する。
亀頭が谷間から顔を出し、その先端を舌でそっと舐め取るように口を伸ばすと、左京の喉から甘い唸り声が漏れた。
「先生……もっと、感じてください……」
芽留の言葉に応えるように、左京の腰がわずかに動く。谷間に埋もれるようにして、ペニスが熱を帯びながら滑りを増していく。
パイズリとフェラチオを織り交ぜた奉仕が、ふたりの間にさらに濃厚な熱を生み出していく。
陶芸室の一隅で交わされるその行為は、芸術よりも精緻で、身体の奥底に直接火を灯すような陶酔のひとときだった。
背面の陶悦
熱と欲望の余韻が残る中、芽留は左京の視線を受けたまま、ゆっくりとアトリエの床へと身を投げ出した。陶芸に使われる板敷きの床はわずかに冷たく、火照った身体に心地よい。
ろくろの横、粘土の水滴が飛び散るその場所で、芽留は四つ這いの姿勢をとる。両肘をつき、腰を高く突き上げ、スカートを腰の上までたくし上げる。下着はすでに脱がされており、丸見えになったラビアは、欲望に濡れきって艶やかな光を放っていた。
「こんな姿……先生にしか見せませんから……」
その一言に、左京は静かに応えるように膝をついた。芽留の背後へとまわり、両手で彼女の尻を優しく、しかし確かに開いていく。彼女の秘部が広がり、愛液に濡れた膣口が粘膜のように柔らかく開いた。
「綺麗ですよ……」
左京の亀頭が、膣口にそっと押し当てられる。熱を帯びた先端がゆっくりと芽留の奥へと侵入していくたび、彼女の喉からは抑えきれない甘い喘ぎが洩れた。
「あぁっ……入って……くる……っ」
ぐちゅりといやらしい水音を立てながら、左京の逞しいペニスが膣奥へと到達する。膣壁が絡みつくように収縮し、彼の形をしっかりと受け止めていく。
「んっ……ああっ、そんな……っ、すごい……奥、当たって……っ」
背後からのピストンが始まる。一定のリズムで打ちつけられる肉の衝突音と、熱を帯びた肌と肌の触れ合いがアトリエに響き渡る。
粘土と汗、交わる体温、そして鼻をくすぐる土と水の匂い。陶芸教室という建前の下で、芽留は今、夫には決して見せられないような開放的で淫らな性交に酔いしれていた。
「先生……好き……っ、もっと……奥まで……!」
左京の手が彼女の腰をしっかりと支え、ピストンの速度が増していく。芽留の乳房が揺れ、乳首が床に擦れながら、彼女は快感の波に何度も呑み込まれていく。
「イク……っ、あああっ……先生ぃっ……!」
膣奥に熱い奔流が流れ込み、ふたりの熱が最奥でひとつに重なった。芽留の体は大きく跳ね、そのまま崩れるように床に沈んでいった。
陶芸室の午後、粘土の匂いに包まれながら交わされた一線。その一突き一突きが、芽留という女を新たなかたちに焼き上げていた。
焼かれた欲望
それは、ひと月ぶりの午後だった。
ポストに差し込まれた不在通知を見て、芽留の心臓がふっと高鳴った。「陶芸教室」の名が差出人欄に記されている。思わず両手で封筒を抱きしめ、その場に立ち尽くす。
再配達を待つ時間は長かった。ようやく届いた小ぶりの段ボールを手に取った瞬間、指先に伝わる重みと中身のかたちに、胸の奥がひりつくように疼いた。
リビングのテーブルに箱を置き、そっとテープを剥がす。緩衝材の中から現れたのは、薄く艶のある陶器製の造形物。
——それは、間違いなく、彼のペニスだった。
粘土で作ったあの日の「花瓶」は、ろくろの上で逞しく勃ち上がったペニスとして焼き上げられていた。亀頭の形、竿の太さ、根本のラインに至るまで、芽留が舌と唇で覚えているものそのままだった。
「……先生……」
震える手で陶器を持ち上げ、ぴたりと唇を押し当てる。冷たい陶肌が、次第に芽留の体温でぬくもりを帯びていく。
ソファに腰を下ろし、スカートの中に手を差し入れる。ショーツの内側はすでに湿っていた。右手で陶器の竿を持ち、左手はラビアを撫でながら、ゆっくりと陶器を口に含む。
「んっ……形……そのまま……っ」
喉奥に届くまで咥えこむ。冷たいはずのそれが、頭の中では熱を帯びて感じられた。喉が締まり、愛液がトロリと膣口から流れ出す。
右手で陶器を喉奥にまで押し込みながら、左手はクリトリスを円を描くように刺激していく。陶器の先端を舌でなぞるたび、彼の味や息遣いが鮮明に蘇った。
「もう……がまんできない……でも……まだ……っ」
芽留は陶器を口から離し、ゆっくりとソファに仰向けになった。スカートを膝までたくし上げ、下着を脱ぎ捨てると、ぬめるほど濡れたラビアが空気に触れてぴくりと震えた。
陶器のペニスを膣口にそっとあてがい、息を呑む。硬く冷たい質感が、火照った膣内へとじわじわと押し込まれていくたび、芽留の喉から切ない声が漏れた。
「はぁっ……ああ……入ってくる……っ、先生の、形……」
膣奥を陶器が擦るたび、快感が電流のように背筋を駆け上がる。陶器のペニスをゆっくりと引き抜いては、再び深く突き入れる。その繰り返しに、芽留の脚がわずかに痙攣し始める。
「やだ……っ、気持ちよすぎて……止まらない……っ」
腰をくねらせながら、自らの手で陶器を突き立てるように動かし続ける。クリトリスは左手の指で反時計回りに撫でられ、愛液がソファのシートにまで滴り落ちる。
「いくっ……あっ、ああああっ……!」
ビクビクと震えながら絶頂を迎える芽留。膣がひくひくと収縮し、陶器を咥えたまま果てた彼女の身体から、熱が一気に溢れ出した。
だが——それでも足りなかった。
呼吸を整えながら陶器をゆっくりと抜き出し、そのリアルな造形を見つめる。確かに彼の形だった。だが、温もりも、脈打つ感触も、あの低く囁く声もない。
「やっぱり……ほんものが、欲しい……」
芽留は陶器をタオルに包み、バッグに収める。肌にはまだ、絶頂の余韻が残っていた。
けれど、それよりも強く彼を欲している身体があった。
すべてを知っているあの指先、左手の動き、奥へ届くたび身体の奥で響いた声。その本物を、今すぐに欲しい——。
芽留は玄関を飛び出し、陶芸教室へと続く道を駆け出していた。
陶悦の結晶
午後の陽が傾きかけた頃、芽留は陶器を包んだバッグを手に、再びあの陶芸教室の門をくぐった。
誰もいないはずのアトリエには、土の匂いと乾いた粘土の気配、そして彼の存在が満ちていた。奥の作業台に座っていた左京が、芽留の姿を見て驚きと共に微笑む。
「……どうしました?」
芽留は返事の代わりに、静かにバッグからあの陶器のペニスを取り出した。
「焼き上がりました……でも、足りなくて」
そう囁きながら歩み寄ると、彼のズボンにそっと手をかける。彼女の指先がベルトを解き、ファスナーを下ろす。芽留の手がその中に差し入れられた瞬間、左京のペニスは徐々に熱と硬さを帯びていく。
芽留はゆっくりとひざまずき、口元に笑みを浮かべながらその熱を唇に迎えた。
「ふふ……やっぱり、こっちが……いい」
舌先で亀頭をなぞり、根元へとゆっくりと咥えこむ。左京のペニスが喉奥へ届くたびに、芽留の喉がきゅっと締まり、唾液が音を立てて絡みついていく。
彼が十分に硬くなると、芽留はゆっくりと腰を上げた。ワンピースの裾をめくり、パンティを脱ぎ捨て、ろくろ台の横に腰を下ろす。両脚を大きく開き、M字に構える。
「……入ってきてください、先生」
左京がそっと近づき、その中心に膝をつく。芽留の膣口はすでに愛液で濡れており、彼のペニスが先端を触れた瞬間、ぴくりと跳ねる。
「うん……っ、あぁ……っ」
熱と共に彼が挿入され、芽留の体が小さく震える。硬さと温もり、そして脈打つ感触が、陶器にはなかった本物の力を芽留の奥に届けてくる。
そのまま彼に包まれながら、芽留は横に置いていた陶器を手に取り、唇にあてがう。口の中に咥えこむと、まるで左右から異なる快感が押し寄せるように全身が熱を帯びていった。
「先生の……両方で……私の中、全部……満たされて……」
陶器のペニスを口に咥えたまま、生のペニスが膣奥を突く。その振動に舌が陶器を擦り、陶器の冷たさと彼の体温のコントラストが官能を際立たせる。
ピストンの動きに合わせて、芽留の身体がベンチに押し付けられていく。乳房が揺れ、乳首がこすれ、快感が連鎖するように体内を駆け巡る。
「んんっ、んんん……っ! ふぁっ、あっ……イ……ク……っ!」
陶器が唇から滑り落ち、芽留は左京にしがみつく。彼の腰が最後の一突きを果たした瞬間、ふたりの快感が一点に重なった。
「芽留……中に出すぞ……っ」
「先生っ……一緒に……っ!」
膣奥で奔流のように流し込まれる精液と、芽留の絶頂が同時に爆ぜる。
陶芸室の空間に響く吐息と、水音と、熱の余韻。
ふたりの身体は重なり合い、ようやく本当に「結ばれた」のだと、芽留の全身がそう告げていた。
陶器ではない、生の温もり。
ろくろの上で形作られたものよりも、もっと柔らかく、もっと確かで、もっと深く——芽留の中に焼き付けられたのは、彼の熱そのものだった。